住宅ローンとは?

■住宅ローンとは?

住宅用のための土地・建物の取得や、リフォームのために、資金を借りることです。ゆとり返済、元利均等、元金均等など、さまざまな形態があり、期間は長期に及ぶものだと、35年にもなります。

『借りる人(お客)』
『金融機関等(貸す人)』
『保証会社(銀行の場合はその子会社などであることが多い)』
の3者がいて、
『借りる人』は『保証会社』に“保証料”を支払い、
債務(住宅ローン)の保証人になってもらいます。
そして『金融機関等』はその保証をもとに融資します。

民間金融機関で“融資の審査”を受けるという話しはご存知と思いますが、これは実際には保証会社の審査を受けているのです。

もし債務が焦げ付くと、
(1)『金融機関等』はその債権を『保証会社』に買い取ってもらい、
(2)『保証会社』は『借りる人』(債務者)に弁済を迫るという仕組みです。
従って、通常は連帯保証人は必要ありません。

住宅ローンの種類

一般的には住宅ローンは最長で35年にもなりますので、 資金計画をしっかりと考える必要があります。一般的に「いくらまでなら借りられるのか」 という観点から住宅ローン計画をたてがちですが、考え方のポイントとして「いくら返せるか」 を第一に検討する必要があります。目安として年収の25%程度を返済額とするのが良いでしょう。 また、頭金についても後々のことを考えますと物件価格の2割、できれば3割程度を用意できれば ベストと言えそうです。

■住宅ローンの種類
住宅ローンには公的住宅ローン民間住宅ローンがあります。
それぞれの特性を見極め、最適なプランを立てることが重要です。

「公的ローン」

@住宅金融公庫
最長35年の長期固定金利だという点と公的機関が実施している安心感と がこの融資の特徴です。また一戸建、マンション、中古・新築等の住宅の 種類別に融資の制度が分かれています。公庫は廃止予定ではありますが、 新たな公的機関が業務を引き継ぎ、民間金融機関の住宅ローンの状況を 考慮した対応を行っていくことになります。

A年金住宅融資
住宅金融公庫と並んで利用度が高い公的住宅ローンです。 厚生年金または国民年金の加入期間(通算)があわせて3年以上加入している ことが利用の条件となります。

B財形住宅融資 
会社員にとって最も知られているのが財形住宅融資です。 特徴として給与天引きで積立てが可能で、積立額も少額から 設定できます。また積立てた元金と利息を足して550万円未満であれば、 利息については非課税となり、財形貯蓄を一年以上続け、貯蓄残高が50万円以上で あれば、貯蓄残高の10倍、最高4,000万円まで(住宅取得価格の80%が限度) の融資を受けることができます。

「民間ローン」

民間の金融機関によって様々な住宅ローンが用意されています。
一般的には銀行を利用するケースが多いようですが、生命保険会社、損害保険会社、農業協同組合、漁業協同組合等でも取り扱っている場合があります。
以下がその特徴となります。
・必ずしも公的ローンと比べ、金利が高い訳ではない。
・申し込む人の条件によってある金利等のある程度変わるものだ。
・申込みの手続きは、公的ローンに比べると簡単なことが多い。
・公的ローンと比べ、融資対象の住宅の条件に特別なものは少ない(違法建築物等は除く)。
・民間ローンというと変動金利、短期の固定金利が中心となるが、最近では、変動金利でも>適用利率が上限利率を超えないような上限付を設けたものや20年程度の長期的な固定金利のものも登場している。

「すまい・るパッケージ」
すまい・るパッケージとは 平成14年4月より住宅金融公庫と民間金融機関と間で実施されている協調融資制度です。。
この制度は、長期固定金利の公庫融資と変動・短期固定金利が中心の民間金融機関の住宅ローンを組合わせた融資形態で、以下の特徴があります。
・年収・職業・勤続年数などの融資資格が公庫融資に準ずるかたちとなります。つまり、公庫融資を利用できる資格で民間ローンを利用可能となります。
・公庫融資と民間ローンを組みあわせることになるので、金利変動によるリスクを軽減させることが可能となります。
・公庫の融資基準の図面審査や現場審査が適用されるため、住宅の質をチェックすることになりますから住宅の質が確保されます。

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